【イランとサウジが複数回接触】イラク大統領「一度以上」会談を行った

イラクのサリフ大統領によりますと、イランとサウジアラビアの間で、これまでに1回以上の会談をイラクで開催したとのことです。
またその会談は現在も「継続中」のようで、国交断絶状態にある二国間が、これからどのように進展していくのかが注目を集めています。

4月9日、隣国であり相互に敵対する2つの国の政府関係者による会談がイラクのバグダッドで行われましたが、これが唯一報道されていた会談です。

この会談継続が報道されたことから、イランとサウジアラビアの間で長年にわたる敵対関係によって全面的な紛争に近付いていた中東の緊張緩和が期待されています。

今回の会談継続は、これまで一貫して地域の調停者としての役割を果たそうとしてきたイラクのバグダッドにとっても、重要なステップだと考えられています。

サリフ大統領は先日、「イラクがこれらの地域間で招集の役割を果たすことができることは重要である」と述べています。

またサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が「自国はイランと前向きで特別な関係を求めている」と述べたことから、この発言に対してイランの外務省は歓迎の意を表明しています。

2016年に国交を断絶したイランとサウジアラビアは、イエメンをはじめとする複数の代理戦争で対立しており、イランはアメリカとも対立が継続しています。

中東では紛争と不安定の連鎖に見舞われてきましたが、このイランとサウジアラビアによる複数回の接触が、両国にどのような変化を与えるのか世界中が注目しています。

イラクの人々は、アメリカ、サウジアラビア、イランの仲直りの場としてバグダッドが使われるだけではなく、自国の再建を目指す地域全体の緊張緩和を望んでいます。